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EVERYDAY - Behind the Scene

作品「EVERYDAY」について

 

「EVERYDAY」を製作したのは、CGデザイナー 松永昂史とプログラマー 阿部啓太、サウンドデザイナー 畑中正人の3名です。(※アプリ全体のUIデザインはUIUXデザイナー 加藤咲が担当しています)

作品のコンセプトは、”日常に溶け込むAR”。ファンタジーではなく、実際にスマホ越しで見えそうな身近な風景を拡張する作品を目指して制作されました。

 
 ・目の前で起こりそうな風景の方がよりリアルでは?
 ・描画だけでなくシチュエーションでリアルさを出せないか?
 

モーショングラフィックのAR化を目指して大きく以下の3点をスタディーしながら制作を進めました。
 
 ・カットのあるAR
 ・alembicの再生
 ・夜にする
 
以下は初期のスタディーです。
 


 
自由視点となるAR空間でも一般的なカット編集(映像がバツバツと切り替わる)が成立し、映像作品の中に入ったような感覚が得られることが分かりました。
 
続いてalembicの再生テストの様子です。

動くメッシュデータの実装を試し、流体など色々な表現ができることがわかりました。今回、水の表現はあまり追い込めなかったのですが、今後の可能性を感じています。

続いて3点目のスタディーです。

背景となる実写にCGを合わせるだけではなく、実写自体にエフェクトをかけて「こういうシーンにしたい」を表現することを試しました。このシーンは、背景を夜にして、電車が体験者を通り抜けていくようなシーンです。電車の中を覗き見ることができたりと、ゲームのような体験をすることもできて面白いということがわかりました。

このようにして、AR空間上で展開する3DCGによるモーショングラフィックス作品が完成しました。

次回は、作品「Betweener」について

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