Study
Reality Lab
作品について
三宅一生氏ディレクションの「Reality Lab 再生・再創造 」展に出展した映 像インスタレーション作品 。会場は21_21 DESIGN SIGHT。「Spherical⦆Origami」と題したこの作品は、WOWとコンピューター・サイエンティストである三谷純氏とのコラボレーションによって生まれた。三谷氏は「立体折り紙」の第一人者。三谷氏の立体折り紙のメカニズムを映像化しつつ、設置された折り紙を照らす照明をプログラムでコントロール。作品全体の展示構成も担当している。
展示について
大きな白いアクリルのテーブルの中央部に、無造作に積み上げられた立体折り紙の数々。これは三谷氏が立体折り紙を作る上で試行錯誤した、思考のプロセスを可視化したものである。展示の構成を考える上で、我々が最も重要視したのは、混沌としたイマジネーションが、秩序ある構造へとつながっていく過程。 テーブル周辺に並べられた完成作品は、そのプロセスの到着点である。システム構成としては「Max/MSP」を使用し、8つの照明と映像を同期して制御。完成作品をひとつずつ順番に照らし出した。それは秩序と混沌のコントラストを高めるとともに、人間が作り出す鮮やかな構造をよりいっそう引き立てるためである。
Credit
Staff Creative Director: Mamoru Kano
Art Director: Kaoru Kudo
Visual Designers: Shinya Kikuchi, Yusuke Mizuno, Takuma Sasaki
Programmer: Tomohiro Nagasaki
Producers: Kazuhiko Kameda, Hiroshi Takahashi,
Object Works: Jun Mitani