Aphorism : History

Minimal Expression
CONCEPT
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Aphorismについて

どんなに長い小説を読んでも感じる事が出来ない衝撃を、一行の文章が表してしまう事があります。また、日本の文化である俳句や短歌などは、最小限の言葉で自然の持つ微妙な情緒すら表現してしまいます。この「Aphorism」は簡潔な映像でキーワードを表現してみようというプロジェクトです。毎週キーワードが選定され、wowlabのデザイナーはそのキーワードを即興に近い速度で映像化します。それらの映像の多くは作品というよりも、インスピレーションのかけらのようなものです。私たちはこの実験的なプロジェクトを通して、文章を書くように映像を作るという、新しい映像作りのプロセスを体感してみようと考えています。

テーマ「History」

今回は「歴史」がテーマです。
ある時点から次の時点までの経過や紆余曲折の記録を辿れば、それぞれに様々な歴史が存在しています。
ブレインストーミングでは私たちの過去から現在に至るまでの記録や、歴史という概念についてなど様々な意見がだされました。

SAMPLE

Tag Cloud

どんなに小さい出来事でも歴史の一つであり、そのすべてが様々な出来事とリンクし受け継がれ履歴として残されてきた。歴史はこれまで起きた履歴の集合体である。

Kaoru Kudo

Historical story

historyの中には「story」という単語が隠れている。 歴史の中にある「物語」。 まるで、作られた歴史、改ざんされた歴史が史実の中に存在していることを表しているようで面白い。

Sayaka Maruyama

A history

コンピュータを使った映像制作や画像編集にはヒストリー機能というものがある。 作業を逐一記録して履歴を残してくれる機能だ。これもひとつの歴史なのではないかと思った。

なにもない白紙の状態からひとつの絵が完成するまでの履歴を残しひとつの映像にまとめてみました。

Koji Murakami

Rough History

過去数千年の国の栄華と衰退、戦争、事件、宗教、建物、人物の生涯にまでフォーカスがあたる歴史は、おそらくとてつもないデータベースなのだろう。この大きなかたまりを感覚的にとらえる方法はないだろうか、データベースの中身を探索してみる。

ウィキペディアで入手した日本の主な歴史を年代ごとにソートし、100年ごとに区切って件数を数え、出来事が多い100年は色を濃くする。また、平家物語に代表される琵琶の演奏を用いて、激動の100年を表してみた。非常にラフな歴史年表ではあるが、その100年に何があったのか、この100年はどうして記録が少ないのか、別の興味が湧いてくるような気がする。

Tomohiro Nagasaki

Spiral Staircase

「歴史は繰り返しながら少しずつ前へ進む」という言葉を子供の頃聞いて急に怖くなったことがある。自分の毎日もそうかもしれない。同じような事を繰り返すが決して同じではない。少しずつ進化しながら繰り返している。

それは螺旋階段のように同じ場所に戻ったような錯覚を起こしながらも決して同じ階ではない。毎日同じように感じる日々を積み重ねながらぐるぐると遠回りしながら少しずつ先へ進んでいるのだろう。

Miki Ogata

Like a Rolling Stone

暗闇の斜面を転がり落ちる岩石は衝突を繰り返し破片を散らばらせながら転がり続ける。小さくなる岩石はやがて散りばめられた破片そのものとなり、その存在自体を変化させてしまう。
転がり続けた軌跡を振り返ってみると、そこには夜空に鏤められた星のように岩石の破片があった。

歴史は過去の事象を現したもの、現在起きた大きな出来事もやがては過去の小さな出来事へと変わってしまう。

Shinya Kikuchi

Double side

歴史には二面性が存在している。
勝者の歴史があって、敗者の歴史がある。
光があたっているところがあれば、まったく光が届かないところもある。

自分の知っている歴史とは、光が当たっている部分だけなのかもしれない。
今も時の流れだけは平等に時間を刻んでいる。

Yusuke Mizuno