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Japan Design Committee

北海道と九州の若き建築家の交錯展

今作品は、五十嵐淳氏と松岡恭子氏による「北海道と九州の若き建築家の交錯」展のナビゲーションムービーとして制作されました。白い壁面で覆われた会場内には黒いラインが水平に描かれ、投影された映像の線と繋がり、空間が一体化します。 線のみというシンプルな表現で、建築のコンセプトを伝えるというのは難しい試みでした。常に分かりやすい表現を意識し、制作していきました。

 

五十嵐淳

1970年北海道生まれ。1996年「白い箱の集合体」で日本建築学会北海道建築奨励賞を受賞。1997年五十嵐淳建築設計設立。2003年「矩形の森」で第19回吉岡賞を受賞。2004年大阪現代演劇祭仮設劇場コンペ最優秀賞(実施)。2005年 BARBARA CAPPOCHIN ビエンナーレ国際建築賞グランプリ(イタリア)。2006年AR AWARDS HONOURABLE MENTIONS(イギリス)、豊田市生涯学習センター逢妻交流館プロポーザルコンペ優秀賞。2007年JIA環境建築賞優秀賞など。

 

松岡恭子

1987年九州大学卒業、1990年東京都立大学大学院、1991年コロンビア大学大学院修了。1992年に独立、NY、台北で活動後、2000年より福岡を拠点としスピングラス・アーキテクツを主宰。2007年より東京電機大学未来科学部准教授を務める。集合住宅「テルツェット」「カレスピラル」や商業施設「247」などの建築を中心に、「ワンストロークテーブル」といったプロダクトデザインから「北九州空港連絡橋」に代表される土木構造物のデザイン、また中国長春の都市計画など、多様なスケールを幅広く手掛けている。2008年福岡県文化賞、2008年建築九州賞作品賞、 2006年福岡県美しいまちづくり建築賞大賞など受賞多数。