WOW20th Anniversary Movie Logo 社内コンペティション Vol.2

『W20W』by 阿部伸吾

新プロジェクトWOW20の作品発表に先駆け、WOW20のロゴを使った映像作品『WOW20th Anniversary Movie Logo』の社内コンペティション(以下、コンペ)を開催しました。課題はWOW20を表現し、ロゴを最後に30秒以内で完結させること。参加人数25名による22本の作品は、通常の作品とは異なり、デザイナーひとりひとりの個性が爆発。今後展開されるWOW20の作品において、新たな多様性を予感させる結果となりました。wowlabではコンペの上位7作品を、インタビューと併せてお届け。Vol.2となる今回は、阿部伸吾(あべ しんご)による『W20W』をご紹介します。

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『W20W』

阿部伸吾 / あべ しんご(Director / Designer)
The Lady Gaga Experience」「Connected Colors」「Audi TT Landing, Japan」「MOËT & CHANDON The Great Gatsby event movie」などに参加。

ー『W20W』のコンセプトを教えてください。

WOWが1997年に設立してからの20年を、1から20までカウントアップする構成にしました。僕はまだ10年しか在籍していないですが、WOWは毎年チャレンジングなことに取り組み、結果を出しながらも新しい物を作っていく、開拓精神の強さを感じていたんです。WOWに対して「次は何をするんだろう」と思ってもらえているように、映像にもそんなわくわく感が出せたらいいなと思い、数字が上がる度にどんどん変化していく内容にしました。この「変化し続ける」というのが、今回の大きなテーマになっています。

 

ー着想はどんなところから得ましたか?

「しつらえ」というテーマやwebサイトが「和」の雰囲気だったので、数字を和柄やパターンとして扱い、変化させることからスタートしました。職人さんは気が狂いそうなほど細かいパターンを、几帳面に並べて美しい和柄を作り出します。その美しさがWOW20の雰囲気にしっくりくるな、と思ったんです。WOWは変化を求めて新しいことに挑んでいく反面、丁寧なものづくりをする職人気質な一面を併せ持っています。その両面が映像から見えてきたら嬉しいな、と思いながら作りました。細かいパターンが集まっているシーンから始まり、どんどん展開していくところが今回の着想であり、映像の構造上でのテーマですね。

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ーみどころを教えてください。

初めは何を表しているか分からないけれど「数字かな?」「あ、カウントアップしているんだ」というのがだんだん分かって、18か19になったとき「そういうことだったのか!」って理解できると思うんです。その流れでWOW20のロゴを出せば、20という数字が明快に映るだろうと、見せ方を意識しました。最初はなるべく数字に見えないようにして、最後に理解してもらえれば、見終わった後に「0から1って、どうなっていたんだっけ?」ともう一度見返して、二度楽しんでもらえたらいいな、と思ったんです。そして、20の数字が消えた後に25、30という未来へ向かう数字を使うことによって「これからも突き抜けるぜ!」という思いを表しています。数字はこっそり入れているので、ぜひ探してみてください。

 

ー時間が少ない中での作業になったと思いますが、特に時間を掛けた作業はどの部分ですか?

数字の移り変わりは何パターンか次の展開を考えてから、どれにするかを選ぶのですが、ワンシーンごとに止まりながら丁寧にやりました。特にカウント割りは「このパターンだと想像の範囲だし、こっちだとあまりにも奇抜過ぎるからどうしよう…」と、その都度お風呂に入りながらじっくり悩みましたね。

 

ー特にこだわった点を教えてください。

次に起こる出来事が、見る人の想像するストーリーの斜め上を超えて、展開していく作りにしています。想像以上のことが連続すると、頭がすっきりして気持ちのいい状態が続くんですよ。WOWが次の一年を刻むときは、昨年の延長でありつつも、期待をうまいこと裏切り、新しいことに挑戦する。そして結果を出しながら、丁寧に作るというのがWOWらしさでもあるので、映像そのものの態度が、WOWの態度でもあったらいいなと思っています。

<次回はロボットと歌舞伎が一体化し、デザイナーのオリジナリティが溢れた作品をご紹介します。>

 

WOW20 Official website

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